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脳幹とは

脳幹は、脳の最下層に位置して、間脳、中脳、橋、延髄で構成されています。

また、生命活動を支配するすべての神経が集中している場所であり、呼吸や血液の循環、体温の維持など、動物が生きていく上で不可欠な機能を司っています。

頸椎のかみ合わせについて

頸椎は現代医学の中で、いまだに未知な部分が多く、とりわけ、頸椎とかみ合わせとの関係については、これからの研究課題です。

第二頸椎の歯突起は、噛み合わせたとき、顎が必要以上に動かないようにストッパーに役割を果たしています。

第一頸椎、第二頸椎

つまり、噛み合わせからくる頭蓋骨の変形、変異は、頸椎でバランスをとっているのです。このことは、頸椎に多大な力学的な影響を与えていることに他なりません、特に上顎の左右差は、蝶形骨を強く変形させます。このため、後頭骨に歪みが生じて、その歪みが頭蓋骨のバランスや頸椎を崩すために、交感神経系に異常をきたして、また姿勢にも影響します。

また椎骨動脈は脳幹に向かうので、椎骨配列の異常は動脈が狭くなって血流が悪くなり、不安神経症やめまい、めのかすみ、頭痛などを引き起こします。

さらに頸椎から出た神経は、神経節という神経の中継所を作っています。この中の役割は、自律神経の交感神経を脳、顔面、そして、腕の心臓に送っていて、主に脳、顔面、頭部、腕の血管の調節と心臓リズムの一部を受け持っています。顔色が悪いとか、頭痛と顔面の痛みと関係しています。

自律神経

自律神経の中枢は脳幹です。抹消からの情報は自律神経の中枢である脳幹に伝えられ、それに対する脳幹からの指令によって自律神経は体の調整を図っています。

自律神経は交感神経と副交感神経という2種類の神経があります。これが拮抗して働くことで、からだの様々な臓器が機能します。

一般に交感神経は興奮に働き、自己防衛、逃避、活動のときに刺激され、エネルギー消耗する方向に働きます。逆に副交感神経は安静時に働き、エネルギーを貯蔵するという仕組みになっています。

脳幹は①自律神経②免疫系③脊髄、筋肉④内分泌系の４つの仕組みすべてに関係しています。そして、それぞれの働きに関与し、コントロールセンターとして機能しています。

脳幹が正常に働くと、病気になりにくい状態といえます。

吻合ストレス

咀嚼筋は脳神経を直接刺激し、特に大脳基底核に働きかけています。口は食事のためにあるだけでなく、いつも全身の筋肉の緊張状態を深く関係し、姿勢制御のかなめとなっているのです。

歯のかみ合わせが低くなると、咀嚼筋は短くなります。しかし、低くなった距離だけ多くの収縮しなければ噛むことができないため、脳は多くの信号を受け指令します。

この忙しい脳の活動こそ、無意識に表れる体内ストレスとなります。吻合ストレスは生体内部から生み出される力であり、生体の影響についても懸念されています。

生体の歪みの噛み合わせ

噛み合わせのズレ、顎の変異、噛めないということは、咀嚼筋の低下だけでなく頭位を変化させ、頸椎をはじめ脊柱をゆがめることとなります。またそれらは、頸部の緊張、疲労を生み、肩こり、腕の痛み顔面の変調をおこします。

特に噛み合わせが悪い場合、噛み合わせたときに最初に接触した歯を中心として、下顎をずらして、すべての歯を噛み合わせようとします。

そうすると頭の重心が傾き、頭の重さでカラダの重心は状態を支える骨盤の仙腸関節が対応するようになり、体全体が傾きます。こうして起こされた歪みが神経を圧迫し、その結果、頭位姿勢や全身にも影響します。

頭蓋骨調整

頭蓋骨というものは、皮だけで覆っているもので筋肉そのものが動かしているわけではない

頭蓋骨を動かすのは、呼吸や内部の血流量とか、あるいは内部の皮質の緊張などの変化などによって吻合部が活動している

顎関節症について

顎関節症の原因は下顎のズレです。下あごに対抗する上顎平面は、下顎に対して平衡に保とうとします。

顎関節症整体では、①上顎、吻合部の見直し、②頭位置を正しい位置に戻すことがポイントです。

顎関節は人の関節の中でも動きの大きいところであり、本来痛みの出にくいところです。

また顎関節は、側頭骨にぶら下がっているので、この部位に痛みがでることは、様々な原因でからだに歪みが生じた結果であり

単に噛み合わせの調整だけでは治癒しません。

しかるに整体は口だけでなく、全身の歪みを取り除くような方法をとります。

後頭骨、第一頸椎、第二頸椎の骨を中心に、体のゆがみをとっていく整体を行います。